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膝痛 サプリメントは頭で飲む

2021年6月13日
膝痛のサプリメントは頭で飲む
グルコサミン・コンドロイチンなど膝痛にきく、と言われている成分も現状科学的根拠による効果の証明はされていない。しかし事実として飲むことで膝痛が楽になったと感じてる方がいる。これはなぜなのか?現状言われていることを改めてお伝えするとともにサプリメントについてお伝えしていきます。
膝痛のサプリメントは効かないと言われる根拠
グルコサミンやコンドロイチンの効果についての研究は多くありますが、中でもスイスのベルン大学による報告が有名だそうです。
この研究では、グルコサミン、コンドロイチンをそれぞれ単独で服用した群と双方を同時に服用した群で、痛みや関節組織の改善効果を測定しています。その結果、いずれにおいても膝の痛みが有意に改善したり、関節裂隙の狭小化(変形性膝関節症の進行のこと)が予防されたりといった効果は確認されませんでした。というこの研究です。
なぜ膝痛にサプリメントが効いたと感じる人がいるのか
これについて、多く言われている説は「プラシーボ効果」です。これはラテン語が語源になっている言葉で、「よろこばす」という意味があります。
例えていうところの”病は気から”です。食べ過ぎたわけでもなく、腐ったものを食べたわけでもないのに緊張するシチュエーションになるとお腹が痛くなったりすることってありますよね。
私たちの体におこる現象は、全てが科学的根拠に基づくものではありません。これは心理的な影響があるからです。
痛みを感じているのも心理的な影響を受けているのも、膝ではなく「頭」なのをうまく活用すること、これが大切です。
まとめ
じゃあサプリメントは結局効果はないのか?
というとそうではありません。こと膝痛に対して効果的と言われているグルコサミン・コンドロイチンに関しては、膝痛への科学的根拠は認められない研究が多いだけです。
なので、科学的根拠を求めるのでなく、膝痛に対してのサプリを活用するなら「頭」で飲むことで心理的な影響を狙って活用すると良きです。
※サプリメントについては、話すと長くなるのでまた別の機会にお伝えしますね。